盗作問題の概要
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 06:02 UTC 版)
「ORANGE RANGE」の記事における「盗作問題の概要」の解説
ORANGE RANGE(オレンジレンジ):作詞・作曲の名義で発売・発表されていた「ロコローション」(シングル)は、楽曲のメロディや歌詞の一部などが、リトル・エヴァなどが歌いヒットした「ロコ・モーション」とそのまま一致するなど、サンプリングや当事者への申し入れが一切ないままオリジナル曲とされていたことに対し、「ロコ・モーション」製作者であるキャロル・キング側(あるいは権利を保有する団体、レコード会社など)からの抗議があったとして、アルバム『musiQ』収録時には正式に原曲製作者とORANGE RANGEのカバー曲扱いになっている。 他にも、『ロコローション』の収録曲4曲のうち、2曲目の「ORANGE BOAT」が、後にハリー・ベラフォンテの「バナナ・ボート」のカバー扱いとなっている。3曲目の「MONKEY MAGIC」は、当初からゴダイゴの同名曲のカバー曲として収録。4曲目は、「ロコローション」のリミックスバージョンを収録。そのため、シングル『ロコローション』は、4曲中3曲がカバー曲、1曲がそのカバー曲を更にアレンジしたものという形を後付けで取ることで強引に幕引きを図ったものとなっている。 現在では、曲の著作権を管理・保有しているスクリーン ジェムズEMI(ソニーATV傘下)と、ORANGE RANGEの所属しているSME側とで話し合いがもたれた結果、アルバムおよびカラオケ機器など作詞・作曲クレジットのあるものに対し、製作者のクレジットを記載しカバー曲扱いにすることで落ち着いたとされている。
※この「盗作問題の概要」の解説は、「ORANGE RANGE」の解説の一部です。
「盗作問題の概要」を含む「ORANGE RANGE」の記事については、「ORANGE RANGE」の概要を参照ください。
- 盗作問題の概要のページへのリンク