皇室優待条件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/10 17:28 UTC 版)
第一条 大清皇帝辞位の後尊号猶を存して廃せす中華民国は各国君主を待つの礼を以て待遇す。 第二条 大清皇帝辞位の後歳費を四百万両とし清貨幣改鋳の後改めて四百万元とし中華民国より支弁す。 第三条 大清皇帝辞任の後暫く宮禁に居り後頤和園に移る侍衛人等は条規の如く留用す。 第四条 大清皇帝辞任の後其の宗廟寝陵永遠に祭を奉じ中華民国より適宜衛兵を置き慎重に保護す。 第五条 徳宗皇帝の陵未だ工事終らざるは制の如く修築し其の典礼を奉ずる尚ほ旧制の如くし所要経費均しく中華民国より支出す。 第六条 宮中前に用ふる所の人員常に照して留用す唯だ以後更に宦官を加ふるを得ず。 第七条 大清皇帝辞位の後其の現有資産は中華民国より特別保護す。 第八条 現有の禁衛軍は中華民国陸軍部の節制に帰し其数及び俸与尚ほ旧の如くす。
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