白馬王彪に贈る
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/01 03:11 UTC 版)
異母兄の曹植が曹彪に贈った詩。 (序)…黄初四年夏五月、白馬王(曹彪)・任城王(曹彰) 余と具(とも)に京師(洛陽)に朝し、節気に会す。 洛陽に到りて、任城王薨ず。秋七月に至り 白馬王と与(とも)に国に還らんとす。後に有司(やくにん) 二王の藩に帰るに、道路宜しく宿止を異にすべきことを以てす。 意(こころ)は毒(はなはだ)しく之(これ)を恨めり 蓋(けだし)大別(永遠の別れ)は数日に在るを以てなり。 是を用(もっ)て自ら剖(さ=裂)き、王と辞し 憤りて篇(へん)を成せり… (其の七) 苦心して何かを慮思する 天命、信(まこと)に疑う可し 虚無、列仙を求む 松子(しょうし=仙人)久しく吾を欺きぬ 変故(受難)斯須(ししゅ=瞬間)に在り 離別すれば永く会う無し 手を執るは、将(は)た何れの時ぞ 王、其れ玉体を愛せよ 具(とも)に黄髪(長寿)の期を享けん 涙を収めて長路に即き 筆を授(と)りて、此れ従(よ)り辞す
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