白石湖
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/30 08:47 UTC 版)
白石湖(しらいしこ)は、三重県北牟婁郡紀北町相賀の北東にある湖。地元では「小浦」とも呼ばれ、『紀伊続風土記』には「小浦の入海」と記されている。 旧海山町役場の調査によれば、周長3,500 m、水深 12m、東西幅400 m、南北幅1,500 mである(数値はすべて概数)。銚子川と船津川が運搬した土砂の堆積によって形成された堰き止め湖である。汽水湖であり、熊野灘由来の海水と大台山系由来の淡水が混ざり合う。潮の干満によって頻繁に塩分濃度が変化し、大雨になれば水深5 mまで淡水となり、元の汽水に戻るまで1 - 2週間かかる。 本州最南端のカキ養殖湖であり、水温は冬季でも平均14 ℃はあり、ノロウイルスが発生しやすくなる10 ℃を下回らないため、ノロウイルスは発生しにくい。また三重県では唯一のカキの幼生・稚貝を採取できる水域である。
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