登録時の指摘事項
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 02:16 UTC 版)
イコモスは石見銀山の世界遺産登録に際し、文化的景観のさらなる精査と保護の確立、観光地化対策、未発掘の考古遺跡の調査と木々に覆われている史跡の保全、今なお自然流出する鉱毒による環境汚染(主として水質と生態系への影響)、国道9号(仁摩温泉津道路)と山陰自動車道の仁摩・石見銀山インターチェンジ整備に伴う影響(環境アセスメント)などに配慮するよう指摘した。 しかし、銀山街道の温泉津沖泊道で温泉津に至る途中に位置し石畳が敷かれた梨ノ木坂が2008年に仁摩温泉津道路の整備に伴い破壊され消滅した(発掘調査による記録保存と、風土工学に基づき石畳を側道の石段として再利用はしている)。同遺跡周辺は絶滅危惧種のオオタカ・ミサゴ・サシバの生息域でもあった。
※この「登録時の指摘事項」の解説は、「石見銀山」の解説の一部です。
「登録時の指摘事項」を含む「石見銀山」の記事については、「石見銀山」の概要を参照ください。
- 登録時の指摘事項のページへのリンク