発表後の経緯
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2012年9月27日、臨時株主総会を開催し、公的資金返済のための減資(資本金から資本準備金への振り替え)が、株主総会の特別決議によって承認可決された。同日、筆頭株主のサーベラスが保有株を売却する方針であると発表し、あおぞら銀行も、先に公表した自己株式の買入にはサーベラスからの買い入れも含まれると発表した。市場ではこれを特定の株主を優遇した施策であると捉えられ、同行株は9月27日の東証一部値下がり率ランキングで全銘柄中4位(銀行業では1位)の下落となった。(但し、株価はその後1週間弱でほぼ9月26日の価格まで回復している) 2012年9月27日、預金保険機構はあおぞら銀行と「公的資金としての優先株式の取扱いに関する契約書」を締結した。 返済すべき公的資金の上限は2,276億円と取り決め、国はそれ以上の返済を当行に求めない。 当行は2,276億円の返済残高を、契約の有効期間中いつでも返済できる。 国は、返済が続いている限り、優先株式を第三者に売却しない。 株価の上昇等により、返済条件が整えば、当行は原則、2,276億円の返済残高を迅速に返済する。 2012年10月2日、優先株227億円を買入消却し、公的資金の返済を開始した。 2015年6月29日、受け入れた公的資金の残額を完済した。 公的資金の返済状況返済日返済額累計返済額返済残額2012年9月27日- - 227,600,000,000円 2012年10月2日22,700,000,035円 22,700,000,000円 204,900,000,000円 2013年6月27日20,490,000,000円 43,190,000,000円 184,410,000,000円 2014年6月27日20,490,000,000円 63,680,000,000円 163,410,000,000円
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