発刊の経緯
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/17 09:53 UTC 版)
ポプラディアは2002年の学習指導要領改訂によって本格的に導入された総合的な学習の時間への対応を狙い企画された。当時、児童が調べ学習に取り組むに際し、既存の百科事典では、内容が古い、子供には難しいといった問題があったという。当時百科事典はCD-ROM版が普及して書籍は主流ではなくなっており、百科事典の企画に対し周囲の反応は冷ややかでポプラ社内からも反対の声が上がったが、同社社長の坂井宏先がそうした声を押し切り、日本では1988年の平凡社『世界大百科事典』以来となる新規刊行の書籍の百科事典として2002年3月に発刊された。8万8千円(発売記念価格)という価格もあって発刊前には売れ行きは不安視されていたが小中学校のニーズに応えたポプラディアは大きく売り上げを伸ばし、同年7月には損益分岐点の1万6千セットを越え、2010年までに約6万セットを売り上げている。
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