男鹿国定公園
男鹿半島は、かつては島であったが、八郎潟を抱くように延びた2本の砂州(さす)の発達により、半島となったものである。
公園区域は西海岸と後背の山地、寒風山、北部の砂浜海岸である。寒風山(355m)は山頂一帯が広大なススキ草原で、広い展望が得られる。本山(ほんざん)は標高715mにすぎないが、日本海からの強風を受ける西斜面の草原には、イブキジャコウソウ、アオモリマンテマなど亜高山帯の植物が見られる。
一の目潟、二の目潟、三の目潟は、日本では例の少ないマール(爆裂火口湖)であり、八望台から全景を見ることができる。また、半島突端の入道崎から本山門前に至る西海岸は、峻険な断崖が続く。「なまはげ」の奇習も有名である。
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