甲殻類の感染症とは? わかりやすく解説

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甲殻類の感染症 [Infectious diseases of the Crustacea]

 感染症知られている甲殻類はほとんどが養殖されているクルマエビロブスターカニガザミなどであるが、ホッコクアカエビトヤマエビホッカイエビザリガニなど天然甲殻類にも感染症発生報告されている。これらの甲殻類には種々の細菌性真菌性、原虫性およびウイルス性感染症知られわが国のみならず欧米東南アジア養殖業かなりの被害もたらしている。その中で最も重要な病気わが国養殖盛んなクルマエビ細菌病であるビブリオ病やウイルス病中腸腺壊死症と急性ウイルス血症である。また、欧米では以前からガフケミアとよばれる蓄養ロブスター細菌病が知られている。
甲殻類細菌病には上記のほかにエビ・カニ類の甲羅冒される殻病、(えら)着生菌症などがある。真菌病の原因菌としてはエビガザミ類のラゲニジウム症とハロクラスチダ症、クルマエビのフサリウム症、ヨーロッパ・ザリガニのアファノミセス症がある。また、欧米ではエビ・カニ類の寄生原虫として、肉質鞭毛虫類のヘマトジニウム、パラモェーバ、鞭毛虫類のパラノフィスなどが知られている。
ウイルス病としては上記のようなクルマエビ中腸腺壊死(えし)症と急性ウイルス血症がよく研究されている。




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