生薬としての活用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/01 08:25 UTC 版)
「カンカニクジュヨウ」の記事における「生薬としての活用」の解説
生薬ニクジュヨウ(ホンオニクの肉質茎)の薬用資源の欠乏により、類似の種であるカンカニクジュヨウが、現在の漢方薬ニクジュヨウの主な起源植物となっている。 主な成分は「アクテオシド(英語版)」「エキナコシド(英語版)」「カンカノシド」である。 アクテオシドは、強力な抗酸化力を示すポリフェノールの一種で、エキナコシドは薬草エキナセアの主成分と同じもので、免疫力が高めることが知られている。 カンカノシドは近年新たに発見された成分で、血管拡張作用(血管の収縮による血液循環の滞りを防ぐ)や抗酸化作用が確認され、血圧の上昇をやわらげる作用も報告されている。とくに血管拡張作用は、血圧の上昇を抑えるのにも役立つため、高血圧症に対する治療薬としても応用できる可能性が示唆されている。
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