生態と進化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/11 23:29 UTC 版)
本族に属する種の多くは幼虫期にイネ科植物を食草としている。本族が多様化した推定年代は漸新世以降のイネ科の分布拡大と急速な多様化と時を同じくしており、本族がイネ科の多様化によって適応放散を果たした可能性が考えられている。また、本族においては、ヒカゲノカズラ綱およびマゴケ綱を食草とする種が知られており、これは他のジャノメチョウ亜科では知られていない例外的な食性とされる。ヒカゲノカズラを食草とするのは Euptychia 属の一部、Ragadia 属、Acrophtalmia 属の3属、蘚類を食草とするのは Euptychia 属の一部の種で、これら3属は互いにあまり近縁でないことから、それぞれの系統が独立して特異な食性を進化させたと考えられている。
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