生態と発育
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 04:46 UTC 版)
護卵中のムカデ コムカデの1種Scutigerella immaculata の卵(左)、孵化直後の幼生(中)と成体(右) 現生のすべてが陸上生活で、真の水生種はない。小型のものは、土壌動物として生活するものが多い。多くのは腐植食性であるが、ムカデは肉食性である。 幼生には特別な成長段階はなく、明確な変態は見られないが、成長につれて体節と歩脚が増える、いわゆる増節変態(anamorphic development)の例が多い。変態過程に3対の歩脚をもつ初期段階がヤスデとエダヒゲムシに見られる。ムカデの整形類(オオムカデ目、ジムカデ目)は例外的に卵中にて変態が完了し、自由生活の段階においては増節変態はみられない。 一部の群、例えば整形類のムカデからは卵や幼生を保護する行動が見られる。
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