現在の国防義勇軍
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/18 01:13 UTC 版)
「イギリス陸軍の編成」も参照 1997年に労働党政権下で策定された戦略的防衛の見直し(SDR)により、国防義勇軍も縮小がされている。1998年時点では国防義勇軍の総兵力は56,200人だったものが、2006年には定数42,000人となっており、しかも志願者の減少から実数は2009年時点で35,000人となっている。部隊数も減少し、最も変動した歩兵の場合、87個中隊からなる33個大隊だったのが、67個中隊で15個大隊に減らされた。その後2009年初頭には歩兵14個大隊と4個機甲連隊など83主要部隊となっている。 組織の性格は、もとの「最後の頼みの綱」という位置づけから、「最初に動員する予備役」へと変わっている。2003年のイラク戦争での侵攻作戦には、6,900人が国防義勇軍から動員され、常備軍予備役からは420人のみであったのと対照的である。現在もイラクやアフガニスタン、バルカン半島で毎年約1,200人の国防義勇軍将兵が海外任務に就いている。派遣期間は通常6ヶ月に限定され、3年間を通じて12ヶ月を超える海外任務は負わない運用となっている。
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