現在のレパルス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 04:49 UTC 版)
「レパルス (巡洋戦艦)」の記事における「現在のレパルス」の解説
レパルスの沈没地点は水深50メートル前後と浅く、船体には比較的容易に到達できる。過去2回にわたって海底調査が実施されている。レパルスは完全に転覆した状態で沈没しているが沈没時に誘爆がなかったので船体は比較的綺麗な状態で保たれている。また船体の数箇所に魚雷攻撃によると思われる破損孔が確認されている。5か所命中したという魚雷であるが、2007年のダイビング調査では、左舷スクリュー付近と右舷中央部の2か所の命中孔は確認されたものの左舷中央部は海底の泥に埋もれていて魚雷命中の跡は確認できなかった。後部砲塔の側面も観察可能であったがそこには魚雷命中孔は無かった。 2014年に違法サルベージ業者が爆薬を使ってレパルスの船体を破壊し、その破片をスクラップとして売却していることが報じられた。同様の行為はプリンス・オブ・ウェールズに対しても行われており、近海の日本海軍艦艇も同じ被害にあっている。
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