現在のビッグサー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/09 07:01 UTC 版)
2000年の国勢調査に拠れば、ビッグサーの人口は約1,000人であり、今も人口が希薄である。今日の住人は多様である。当初の開拓者や牧場主の子孫、芸術家など創造的な人々、さらに世界の娯楽や商業界出身の裕福な持ち家の者などである。不動産価格はその景観と同じくらい高く、大半の住宅価格は200万ドル以上している。都市化された地域は無く、ガソリンスタンド、レストランおよびモーテルが集まった場所3か所が「町」として地図上に載っていることが多い。すなわちビッグサー・バレーにあるビッグサー、ライムキルン州立公園に近いルシア、南側のゴーダである。その経済はほとんど全て観光によっている。海岸に沿った土地の多くは私有であるか州立公園に寄付されているかであり、広大なロスパドレス国立の森やフォートハンター・リゲット軍事保護区が内陸部大半に広がっている。山岳ばかりの地形、環境に関心が高い住民、および開発に適した土地が無いことでビッグサーはほとんど汚されず、孤立したフロンティアの神秘的雰囲気を残している。 2008年7月4日の独立記念日週末直前に起こったベースン・コンプレックス山火事で、2週間の立ち退きが強制され、州道1号線も閉鎖された。この山火事は13万エーカー (530 km2) を焼き尽くし、同時期に起こったカリフォルニア中で起こった山火事の中でも最大のものとなった。人命こそ損なわれなかったが、27軒の家屋を破壊し、観光に依存するその経済は夏の収入の約3分の1を失った。
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