現代の砲塔
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/02 03:09 UTC 版)
現代の水上艦でも大口径砲を装備しているものは少なくないが、口径は通常、3-5インチ(76-127mm)である。砲室は砲機構の単なる耐候カバーであることが多く、強化プラスチックなどの軽い非装甲の素材でできている。また、現代の砲塔は自動化されているものが多く、砲塔内は無人で、給弾システムに弾薬を補給する少人数のチームがいるだけに過ぎない。 技術の進歩にともない砲の威力・発射速度・信頼性などが向上した事により、従来は複数の連装以上の砲塔で行っていた役割が単一の単装砲塔で行えるようになり、多数の連装以上の砲塔を持つ艦船は少なくなった。小口径の砲では機関砲の原理で動作するものも多く、砲塔をまったく持たず単に甲板にボルト留めされていることもある。 また、近年では、ステルス艦への搭載を想定して、ステルス性を付与した砲塔が開発されている。ボフォースMk.3 57mm砲のステルス型や155mm AGSにおいては、非発砲時には砲身をシールド内に収容することで、ステルス性をさらに向上させている。 Mk 45 5インチ砲 オート・メラーラ 76 mm 砲(ステルス型) ボフォースMk.3 57mm砲(ステルス型)
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