現代のティピー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/07 15:57 UTC 版)
1960年代からのインディアン権利回復要求運動「レッド・パワー運動(Red Power movement)」では、ティーピーはインディアンたちの権利のシンボルとして使われた。1969年のアルカトラズ島占拠事件や、1977年に始まったインディアンのロング・ウォーク運動(サンフランシスコからワシントンDCまでの抗議の歩行行進)では、終着点のホワイトハウスの門前に、ティーピーが建てられた。 ナバホ族など、ティピーの習俗がなかったが、近年、行事や儀式でこれを採り入れる部族も増えている。また、「ネイティブ・アメリカン教会」の「ペヨーテの儀式」は、必ずティピーで行われる。 クロウ族の保留地(Reservation)では、毎年「クロウ族ティーピー祭」というパウワウが開かれ、参加した多数のインディアン部族によって建てられる数百に上るティーピーが名物となっている。 日本においては、千葉県浦安市の東京ディズニーランド内トムソーヤ島や、愛知県犬山市の野外民族博物館リトルワールドなどで再現されている。
※この「現代のティピー」の解説は、「ティピー」の解説の一部です。
「現代のティピー」を含む「ティピー」の記事については、「ティピー」の概要を参照ください。
- 現代のティピーのページへのリンク