王座と周囲の隔離が強い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/12 06:28 UTC 版)
王座と周囲の空間は文字通り枠やニンブス(聖なる空間を示すアーモンド型)で区切られるなど隔離が強い。周囲に描かれる人物も最初は個性、区別が無いか少ない。 図像としては降誕の一場面「マギーの礼拝」図として早くから描かれていた。しかし独立した図像として成立するのは5世紀以降で、431年のエフェソ公会議における「神の母としてのマリア」の教義成立の影響が大きい。構図が復元可能な最古のものは5世紀中頃のローマのカプア・ヴェテーレ教会にあった。聖母子の左右に装飾的な葡萄の蔦を配しただけの簡潔な構図である。
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