玉形(ぎょっけい)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 03:11 UTC 版)
狭義には玉の囲いに同じ。広義には玉の周りの駒の配置。玉の安定度。
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玉形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 09:29 UTC 版)
玉形とは、玉将(王将)の位置とその周りの駒の位置のことである。遠さ、堅さ、広さなどの要素で判断される。 遠さ 基本的に、玉は戦場から遠いほどよいとされる。たとえば、振り飛車ならば左が戦場となるため、玉は右に行けば行くほど戦場から遠くなるためよい。また、端に寄れば、端にある桂馬や香車などを守りに使いやすくなるという効果もある。ただし、展開によっては、端にいることで逃げる場所がなくなってしまうこともあるため、一概に端にいればいいというわけではない。 堅さ 玉の周りを金や銀などで囲った守りの陣形を囲いと呼ぶ。囲いは、駒の枚数が多いほど堅くなる。また、駒の位置関係によっても変わってくる。たとえば金銀が連結(相互に利きを及ぼしている状態)していると、相手に金一枚を取られても銀で相手の駒を取り返すことができるため、崩されにくい囲いとなる。 広さ 広さは玉の逃げ場所の多さである。囲いが突破されたとしても、逃げ場所が多ければ詰むまでの間に時間稼ぎをしたり、相手に駒をたくさん使わせたりすることができる。そのため、自玉が詰まされる前に相手玉を詰ませることができる場合がある。 玉形がいいか悪いは勝敗に大きく関わってくる。たとえ駒得をしても玉形が悪ければ形勢が不利とされることがある。相手の玉形を悪化させるためにわざと駒損をしたり、逆に玉形を悪化させてでも駒得を狙ったりすることもある。 なお、玉形の良し悪しは相手の攻めの形に大きく影響される。たとえば、矢倉囲いは上からの攻めに強い囲いであるため、互いに居飛車ならば堅いと評価されるが、相手が振り飛車ならば玉形の評価は悪くなる。
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