独自開発の停滞
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 03:38 UTC 版)
「J-10 (航空機)」の記事における「独自開発の停滞」の解説
中国人民解放軍空軍では、長らくMiG-21のライセンス生産用にソビエト連邦から譲られた見本用の部品と生産キットを元に製造されたJ-7を運用してきた。後継機の調達に当たり、中ソ対立により独自開発を余儀なくされたが、J-7を基にしたJ-8Iは登場時点から旧式となり、改良型のJ-8IIもアビオニクスの能力不足から他国の第4世代戦闘機と比べると劣っていた。 より本格的な後継機としてJ-9、J-10、J-11、J-12、J-13(英語版)といった一連の開発も行なわれていたが、新世代の戦闘機として実用化するにはフライ・バイ・ワイヤ操縦装置や運動性向上技術(CCV)といった最新の技術が不可欠であるため自国のみの技術力では実現不可能とされ、機体が試作されることはなかった。
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