独自設定・解釈など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/11/17 16:10 UTC 版)
「シャーロック・ホームズの宇宙戦争」の記事における「独自設定・解釈など」の解説
時代設定 本作の時代設定は1902年6月となっているが、これは天文学上の考証からである。『宇宙戦争』では「20世紀の初め」と語られており、具体的な発生年は不明。 翻訳の深町眞理子は、「解説」において原典「三人ガリデブ」(1902年6月末の事件)の記述を引用し、1902年6月説を支持している。 火星人説の否定 火星人ではなく、「外宇宙から来た異星人」と設定されている。これは、異星人の行動を観察したホームズ、チャレンジャーの結論である。あくまで「火星人」とするウェルズに対し、ワトスンが抗議文を送っている(「付録」に収録)。 この設定に関しては、後に『続リーグ・オブ・エクストラオーディナリー・ジェントルメン』やアニメ版『ジャスティス・リーグ』第1エピソード(第1話~第3話)が踏襲している(ただし、両作品とも別に火星人が登場する)。なお、前者はホームズは登場しないがジェームズ・モリアーティが登場している。 ヒロインとしてのハドスン夫人 美人で魅力的、と設定されており、ホームズとの恋仲が描かれている。別れた夫のモース・ハドスンも登場する。 これにワトスンは全く気がついておらず、チャレンジャー教授はこの観察眼に関し、「金星、火星、そしてベーカー街」で辛い評価を与えている。 ホームズとチャレンジャーが旧知 初登場の段階で、両者に面識がある。 語られざる事件 シャーロック・ホームズの扱った事件で、タイトルや事件の一部しか披露されてないものがあるが、それらの一部に本作で触れている。 中にはチャレンジャーの助力で解決したものもある(「マティルダ・ブリグズ号とスマトラの大ネズミの絡んだ事件」)。
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