特殊な「詰み」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 13:21 UTC 版)
打ち歩詰め(反則)の例△持ち駒 なし 9 8 7 6 5 4 3 2 1 馬 一 二 歩 王 三 歩 四 金 五 六 七 八 九 ▲持ち駒なし先手が1四に歩を打ったところ 打ち歩詰め(うちふづめ) 最後に持ち駒の歩を打って相手を詰ますこと。将棋では禁じ手とされており、打ち歩詰めを指した側の負けとなる。対して、最後の一手として盤上の歩を突いた場合(突き歩詰め)は反則ではない。 都詰めの例△持ち駒 なし 9 8 7 6 5 4 3 2 1 一 二 角 三 と 歩 四 王 金 五 歩 歩 六 玉 七 八 九 ▲持ち駒なし▲4五金まで 都詰め(みやこづめ) 5五の地点(将棋盤の中央)で王が詰んだ状態。右図の例では、後手玉が都詰めになっている。実戦ではあまり見られないが、詰将棋などでは有名な物もある。 雪隠詰めの例1△持ち駒 なし 9 8 7 6 5 4 3 2 1 王 桂 金 一 銀 二 と 三 四 五 六 七 八 九 ▲持ち駒なし▲9二銀まで 雪隠詰めの例2△持ち駒 なし 9 8 7 6 5 4 3 2 1 金 桂 王 一 銀 香 二 桂 歩 三 角 四 五 六 七 八 九 ▲持ち駒 なし▲2三桂まで 雪隠詰め(せっちんづめ) 将棋盤の片隅(1一、9一、1九、9九)で玉が詰んだ状態。実戦でもよく現れる形であり、穴熊囲いなどが崩された場合こうなってしまうケースが多い。「雪隠(せっちん)」とは便所のことで、かつて便所は家の隅に配置されるのが慣習だった為。転じて「状況が行き詰ってどうにもならないさま」を指す言葉としても使われる。
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