熊谷眞一とは? わかりやすく解説

熊谷眞一

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/25 14:20 UTC 版)

くまがい しんいち

熊谷 眞一
生誕 1941年5月18日
山形県大江町
死没 (2021-02-08) 2021年2月8日(79歳没)
山形県山形市
出身校 山形市立商業高等学校
職業 実業家
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熊谷 眞一(くまがい しんいち、1941年(昭和16年)5月18日[1] - 2021年(令和3年)2月8日)は、日本の実業家シベール創業者。

人物・来歴

山形県大江町に生まれる[2]

山形市立商業高等学校卒業後、仙台市新潟県三条市東京での菓子職人の修行を経て、父親が営む和菓子店「松月堂」に入る[2]1966年25歳の時、山形市緑町に県内では初となる洋菓子専門店「シベール」を開業し[2]、市内や仙台市等に店舗網を広げていった。

洋菓子専門から10年後にパン製造に手を広げ[2]、売れ残ったフランスパンを活用して売り出したという「ラスク」が手ごろな贈答品として全国で高い評判を受け、山形を代表する企業の1つに成長させ[3]JASDAQ上場へと導いた[4]

また本社敷地内に、シベールアリーナ(現:東ソーアリーナ)や交流のあった劇作家井上ひさしからの協力を得て、遅筆堂文庫をつくるなど文化振興にも貢献し、施設の運営にあたる公益財団法人・弦地域文化支援財団も創設し代表理事を務めた[3][4]

2010年に社長を退いてからは、経営に関与していなかったが[3]、その後、シベールは競争激化で業績が悪化。2019年経営破綻ASフーズスポンサーとなり再建を図っている[4]

脳梗塞で倒れリハビリを行っていたが、 2021年2月8日心筋梗塞で死去した。79歳没[3]

略歴

  • 1960年(昭和35年)- 山形市立商業高等学校卒業。
  • 1966年(昭和41年)- 洋菓子の店シベールを創業。
  • 1970年(昭和45年)- 会社設立。社長就任。
  • 2010年(平成22年)- 同取締役会長。
  • 2011年(平成23年)- 同特別顧問。
  • 2012年(平成24年) - 山形経済同友会代表幹事[5]
  • 2016年(平成28年)- 同代表幹事退任。
  • 2021年(令和3年)2月8日 - 死去。

脚注

  1. ^ 『現代物故者事典 2021〜2023』日外アソシエーツ、2024年、p.205。
  2. ^ a b c d “編集長インタビュー シベール社長 熊谷 眞一 氏”. やまがたコミュニティ新聞. (2006年11月10日). https://www.yamacomi.com/196.html 2021年2月11日閲覧。 
  3. ^ a b c d “シベール創業者の熊谷さん死去”. NHK NEWS WEB 山形 NEWS WEB. (2021年2月9日). https://web.archive.org/web/20210209102610/https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/20210209/6020009380.html 2021年2月11日閲覧。 
  4. ^ a b c “シベール創業者の熊谷真一氏死去、ラスクブーム立役者”. 日本経済新聞. (2021年2月9日). https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFB09BXB0Z00C21A2000000/ 2021年2月11日閲覧。 
  5. ^ 47NEWS 経済同友会、新代表幹事に熊谷氏」『山形新聞』2012年5月24日

熊谷 眞一

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「熊谷眞一」の記事における「熊谷 眞一」の解説

2021年令和3年2月8日)は、日本実業家シベール創業者

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