炭疽毒素
炭疽毒素は炭疽菌の生産するタンパク質のひとつである。炭疽菌はヒトに感染しにくいため、炭疽病自体はよくある病気ではない。炭疽菌は、普通は感染した動物と接触した人や動物から感染する。バイオテロリズムとして脅威となっているのは、炭疽菌を「胞子」の形で何年も保管でき、吸入すると致命的な感染につながるため、兵器として扱いやすいからである。
このタンパク質は、プロテアーゼの一種であり、MAPKKファミリーのN末端付近を特異的に切断することで、細胞内のシグナル伝達経路を絶ってしまう。
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