湾の利用状況
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/22 02:48 UTC 版)
従来使われていた福山港よりも波浪の影響が少ない事から、19世紀半ばに湾内東側に函館港が整備されて本州と北海道を結ぶ物流拠点となった。以降、港を中心に栄えて、現在では東部の函館港周辺の臨海部にはフェリーなどの埠頭の他、造船業、製網業の工場などが立ち並んでいる。また西側の北斗市街地には長さ2kmにおよぶ太平洋セメントの専用桟橋がある。古くから漁業が営まれてきた湾の中央から西側ではホッキ貝、サケ、ノリ、ホタテガイなどが獲れる。一方で、湾内への生活排水・工場排水の流入が増えて海水が汚染されたため、1980年から北海道によって函館湾流域下水道が整備され、1990年に供用が始まった。
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