ゆあさむねしげ 【湯浅宗重】
湯浅宗重
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/21 20:58 UTC 版)
湯浅 宗重(ゆあさ むねしげ、生没年不詳)は、平安時代末期から鎌倉時代初期の武将。藤原北家流藤原宗永の子とされる(諸説あり)。紀伊国湯浅城(現・和歌山県有田郡湯浅町青木)主。
生涯
康治2年(1143年)、所領である紀伊国在田郡湯浅荘に湯浅城を築いて、今まで居城であった広保山城から移る。
平治元年(1159年)、熊野詣で紀伊国に来ていた平清盛に平治の乱の一報を伝え(『愚管抄』)、その後清盛と共に上洛を果たして有力武将の一人となる。
清盛の死後、平重盛の子忠房を擁して湯浅城に立て籠もるが源頼朝に降伏し、文治2年(1186年)に所領を安堵される。以後、順調に所領を増やして紀の川流域まで勢力を広げ、後に湯浅党と呼ばれた。
系譜
固有名詞の分類
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