湯小屋旅館保存の動き
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/25 04:00 UTC 版)
老朽化で取り壊す話が持ち上がったが、現在も熱烈なつげファンの”聖地巡礼”地になっており、有志による存続や観光資源化の動きが本格化している。現在の湯小屋旅館の経営者の高萩一之によると漫画と旅館を照らし合わせて楽しむ客が多く、客のほとんどが温泉好きかつげファンのどちらかだという。あとを引き継いだ2003年当時にすでに老朽化が著しく宿泊には危険を伴うために建て直しを検討したが、つげファンらの熱い現状保存への声に押され、建物を残しながら駐車場部分に新建屋の建設を検討中である。 また、2014年がつげの漫画家デビュー60周年にあたるため、漫画のモデルとなった岩瀬湯本と二岐温泉の両方の地域おこしの一環として、つげ義春ゆかりの地をアピールしようという動きが高まっている。同年11月23日には「つげ義春フォーラム」が天栄村の「文化の森てんえい」で開催され、高萩一之やガロの元編集者らが集い語り合った。翌24日には「つげ義春が歩いた湯本・二岐」見学会が実施された。 2016年現在、土曜日のお昼ぐらいから日曜日のみ営業している(入浴料500円)。また、隣接する「大和館」は女将の病気のため長期休業中である。
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