うずでんりゅう‐たんしょうしけん〔うづデンリウタンシヤウシケン〕【渦電流探傷試験】
渦電流探傷試験
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 00:14 UTC 版)
渦電流探傷試験(うずでんりゅうたんしょうしけん)あるいは渦流探傷試験(かりゅうたんしょうしけん)は、材料、部品あるいは製品の非破壊検査法の一種であり、英語ではET(Eddy Current Testing[1]/Electromagnetic Testing[2])という。鉄鋼・非鉄金属・黒鉛などの導電性材料からなる検査対象に適用可能であり、材料表面あるいは表層に誘起される渦電流がクラック(ヒビ)などの欠陥や表面付近の材質の不均一性によって変化する性質を利用して欠陥検出や材質選別を行う検査手法である。表面及び表面近傍の欠陥検出や材質選別には適しているが、表面下の深い位置にある欠陥検出には不適当である。
- 1 渦電流探傷試験とは
- 2 渦電流探傷試験の概要
渦電流探傷試験 (英: ET、Eddy current testing、ECI、Eddy current inspection)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 05:48 UTC 版)
「非破壊検査」の記事における「渦電流探傷試験 (英: ET、Eddy current testing、ECI、Eddy current inspection)」の解説
ETは高周波電流を流した探傷コイルを検査表面に接近させることで、検査表面に渦電流を流し、表面および表面直下の欠陥が原因の渦電流の流れ難さや位相変化を電磁誘導の変化として健全部と比較判定する。不電伝導体や内部きずの検査は適用不可である。また、導電率の違いにより渦電流の流れやすさが変化するため、金属材料の合金判別にも使用される。
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