減衰振動とは? わかりやすく解説

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げんすい‐しんどう【減衰振動】

読み方:げんすいしんどう

外力作用受けて時間の経過とともに振幅減少していく振動


減衰振動

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

減衰振動

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/10 15:21 UTC 版)

減衰振動の時刻歴波形の例
縦軸:振幅、横軸:時間

減衰振動(げんすいしんどう、damped oscillation[1]、damped vibration[2])とは、振幅時間とともに徐々に小さくなるような振動現象である。単振動などは永久に動き続ける運動であるが、実際にそのような実験を行うと、空気抵抗摩擦力などの抵抗力を受け、いずれは停止してしまう。そのような運動を減衰振動と呼ぶ。

運動方程式

1自由度系の質量-バネ-ダンパ系の例
減衰を伴うバネ振動のアニメーション

減衰振動のもっとも単純なモデルは、壁と質点ばねでつないだ調和振動子モデルに、速度比例する抵抗力を発生する減衰要素を加えたものである。時間をt、質点の質量mダンパの減衰係数をcばね定数k、質点の位置をx (t) (垂直方向のみ動けるとする)とすると、このモデルの運動方程式は次の線形微分方程式となる:

減衰振動の時刻歴変化の様子、ζの値によって運動の様子が異なる
縦軸は無次元振幅、横軸は無次元時間、ここではω:固有角振動数 

この運動の解は減衰比ζの大きさによって4つに分類される。

不減衰振動

ζ = 0のとき[6]

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