清流新岩国駅(旧・御庄駅)との関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/01 06:34 UTC 版)
「新岩国駅」の記事における「清流新岩国駅(旧・御庄駅)との関係」の解説
前記の通り、当駅の徳山方に清流新岩国駅が置かれている。第三セクターの錦川鉄道に転換後2013年(平成25年)3月15日までは「御庄駅」と称され、当駅開業の14年以上前の1960年(昭和35年)11月1日に国鉄岩日線川西駅 - 河山駅間が開通したことに伴って開業している。 当駅から清流新岩国駅まで現在は約300mの連絡通路が設けられているが、旧国鉄(JR)時代には互いに別個の駅とされ、乗換駅として認知されることはなかった。このためか、相互の乗り換えは基本的に考慮されていない。 新幹線駅と在来線駅が互いに近接していながら別々の駅とされた事例は、2016年(平成28年)3月26日に北海道新幹線が開業して新幹線奥津軽いまべつ駅と在来線津軽二股駅(津軽線)が互いに近接関係にあることが知られるまで、「当駅⇔旧・御庄駅」のケースが全国唯一だった。 旧国鉄・JR時代に当駅と旧・御庄駅が別個の駅として扱われたことについて、鉄道紀行作家の宮脇俊三は自著の中で「ひょっとすると、新幹線と正式に結びつけてしまったら岩日線を廃線にしにくくなるからではないか。岩日線など雨で流されてしまえ、と思っているかもしれない」との見解を示しているほか、カメラマンの西森聡も自著の中で、1975年に山陽新幹線博多延伸に伴って当駅が開業した時点で岩日線が既に赤字ローカル線となっていたことを踏まえ「消えゆく路線上にあった御庄駅を、改築したり、新たな連絡通路を設けたりして、乗換駅にすることは叶わなかっただろう」と漏らしている。
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