海陵郡とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 海陵郡の意味・解説 

海陵郡

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/28 10:30 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

海陵郡(かいりょう-ぐん)は、中国にかつて存在した東晋から初にかけて、現在の江蘇省東部に設置された。

概要

411年義熙7年)、東晋により広陵郡が分割されて、海陵郡が立てられた[1]。海陵郡は徐州に属し、郡治は海陵県に置かれた。

421年永初2年)、南朝宋により淮南の徐州は南徐州と改称されたが、海陵郡は南徐州に転属した。431年元嘉8年)、海陵郡は南兗州に転属した。南朝宋の海陵郡は建陵県に郡治を移され、建陵・臨江如皋蒲濤臨沢寧海の6県を管轄した[2]

南朝斉のとき、海陵郡は建陵・臨江・如皋・蒲濤・臨沢・寧海・斉昌海安の8県を管轄した[3]

南朝梁のとき、海陵郡の郡治は海陵県にもどされた。

北周のとき、南兗州は呉州と改称されたが、海陵郡は呉州に属した。

583年開皇3年)、隋が郡制を廃すると、海陵郡は廃止されて、呉州に編入された[4]

脚注

  1. ^ 晋書』地理志下
  2. ^ 宋書』州郡志一
  3. ^ 南斉書』州郡志上
  4. ^ 隋書』地理志下



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「海陵郡」の関連用語

海陵郡のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



海陵郡のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの海陵郡 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS