派生演目
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歌舞伎『慙紅葉汗顔見勢』(はじ もみじ あせの かおみせ)、通称「伊達の十役」三代目市川猿之助の復活狂言。復活といっても四代目鶴屋南北による文化12年(1815年)の初演時の台本は早くから散逸して残らず、再構成には文化5年(1808年)の『伊達競阿国戯場』再演時に大南北が改訂した台本を参考にしたことがうかがわれる。 『裏表先代萩』(うらおもて せんだいはぎ)『伽羅先代萩』の各場に市井の小悪党・小助の悪行を描く世話場を組み込んだもの。 『早苗鳥伊達聞書』(ほととぎす だての ききがき)、通称「実録先代萩」明治9年(1876年)、東京新富座初演。江戸歌舞伎の制約を離れ、実在した登場人物を史実どおりの名で書いた二代目河竹新七(黙阿弥)の一連の実録物のひとつ。 人形浄瑠璃『伽羅先代萩』天明5年(1785年)版の『伽羅先代萩』を下敷きにして「竹の間」、「御殿」(飯焚き)、「政岡忠義」(栄御前の出以降)、「床下」の段が上演されている。
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