活動25周年祝賀会
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「ワシーリー・アンドレーエフ」の記事における「活動25周年祝賀会」の解説
1913年には、サンクトペテルブルクでアンドレーエフの創作活動25周年を称える祝賀会が開催された。ゴーリキー、アレクサンドル・クプリーン(ロシアの作家)、サラ・ベルナール、ルッジェーロ・レオンカヴァッロ、アルトゥーロ・トスカニーニ、カミーユ・サン=サーンスらから祝電が届き、シャリアピンはスピーチに立って次のように述べた。 「あなたは孤独であったバラライカ姫を親切に、心暖かく守ってくれました。あなたの世話と愛情によってバラライカは絶世のロシア美人に成長し、その美しさで全世界を魅了したのです!」 アンドレーエフは新聞に寄稿して、感謝の気持ちを述べた。 「とくに、これらのご祝辞のなかで、私のしたことが民衆にとって意義深いことであると認めてくださったことは、私にとって非常に貴重です。そのためにこそ私は生き、活動してきたからです。(中略)私の仕事に対して社会がこんなにもはっきりと承認してくれたことが、祖国の田畑で働いているほかの人々にも勇気を奮い起こさせ、エネルギーと勇気を与え、また必要な辛抱強さを与えるものとなるのであれば、私は心から喜ばしく思います。」 別の手紙では、アンドレーエフは次のようにも述べている。 「私の行ったすべての改良は、広く社会に利用してもらえるようにするためのものであった。それは、何の経済的な目的も、個人的な利益も追い求めたものではなく、まさに、広く、自由に普及していくことによって、この芸術があらゆる点で民衆の手に届くものとなるようにするためであった。」 「私が生き、仕事をしている主要な目的、それは民衆の余暇時間を最大限、音楽で満たし、民衆の生活自体のなかに音楽を持ち込むことである。」(1917年)。
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