津川イネとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 津川イネの意味・解説 

津川イネ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/30 09:42 UTC 版)

津川 イネ(つがわ イネ、1875年〈明治8年〉4月3日 - 1986年〈昭和61年〉5月21日)は、長寿日本一であった徳島県女性

来歴

1875年、徳島県麻植郡木屋平村の農林業を営む津川国三郎・マス夫婦の長女として生まれる[1]

9歳の時、村に小学校が設立され入学したが、入学時の生徒はイネただひとりだけだったという[2]

永らく独身を貫いていたが、39歳の時に15歳年下の男性(婿養子)と結婚。当時としてはかなりの晩婚であった[3]

75歳頃まで、木綿の入手が難しかったこともあり、現在徳島県那賀郡那賀町木頭でしか織られていない、太布織っていたという[4]

100歳頃に孫から止められるまで、自宅より300m山上にある畑で農作業をしていたという[3]

111歳の時、報道陣から長生きの秘訣を聞かれ「みんなが大事にしてくれるから長生きできた。元気なのはよく働き、食べ物の好き嫌いがないから。」と答えている[5]

存命中は泉重千代の長寿記録が認定されており、1986年2月21日に泉が死去したことにより長寿日本一となったとされていたが、泉の長寿記録は2012年に取り消されており、実際には大熊モムが1984年2月10日に110歳と29日で死去した時点で108歳の津川が長寿日本一となっていた[6]。1986年5月21日に111歳と48日で死去。

脚注

  1. ^ 労働の科学 = Digest of science of labour 41(7)」国立国会図書館デジタルコレクション
  2. ^ よぼういがく 21(3)」国立国会図書館デジタルコレクション
  3. ^ a b よぼういがく 21(3)」国立国会図書館デジタルコレクション
  4. ^ 百万塔 (62)」国立国会図書館デジタルコレクション
  5. ^ 金融事情研究会資料 no.51-100」国立国会図書館デジタルコレクション
  6. ^ Deaths In The 1980s (in Chronological Order) (as of May 1, 2014)” (英語). ジェロントロジー・リサーチ・グループ. 2015年1月3日閲覧。



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「津川イネ」の関連用語

津川イネのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



津川イネのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの津川イネ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS