泡無し酵母「泡盛101号」の開発
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/30 04:15 UTC 版)
「新里酒造」の記事における「泡無し酵母「泡盛101号」の開発」の解説
平成元年、当時沖縄国税事務所の鑑定官であった現社長新里修一が研究の末、煩雑な泡の管理を必要とする酵母「泡盛1号」の中に、60億分の1の割合で存在する「泡無し酵母」を分離することに成功。 これにより煩雑な泡の管理(※)がなくなり、仕込みの量が増え、14日間発酵させていたもろみも12日間で蒸留でき、さらにアルコールの生成が速いため、雑菌汚染の割合が低くアルコールの取得量も増えるという成果がでた。 (※当時の泡盛の製造は、原料米を蒸した後入れた酵母が、活動し泡を立て容器から溢れ出てくるため、作業員が付っきりでかき混ぜたり仕込み量を減らしたりと、管理が大変だった) その後、多くの酒造所がこの酵母を利用し、泡盛の生産性は飛躍的に向上し業界に大きく貢献した。今では殆どの泡盛がこの酵母を利用して造られている。
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