永久凍土と生物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/05 04:32 UTC 版)
夏季を中心に、地表近くが凍結していない永久凍土地域では、タイガ(針葉樹林帯)または草やコケ植物などが生えるツンドラが広がっている。そこを生活圏とするトナカイのような動物もいる。 シベリアの永久凍土層からは、マンモスのような絶滅種を含む動物の死骸が化石として良好な状態で発見されて貴重な研究資料となっており、ホラアナライオンが見つかったこともある。 一方で、2016年にロシア連邦ヤマル半島で発生した炭疽菌感染は、永久凍土の融解により地表に露出したトナカイの死骸から菌が人間にも広がったと推測されている。地球温暖化に伴い、他の病原微生物が地上に再び現れるリスクも指摘されている。
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