水平診療
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/17 07:37 UTC 版)
「モリタ (歯科医療)」の記事における「水平診療」の解説
かつては、チェアに座った患者さんが上半身を起こした状態で、歯科医が立ったまま斜め前から覗き込んで診療することが当たり前でした。しかし1963年、Dr. ビーチとともに開発した“患者を水平に寝かせ、術者は頭部後方に座って治療をする”という革新的な診療装置「スペースライン」を第104回米国歯科医師会(ADA)年次大会併設デンタルショーへ出品。当時、世界最高レベルの歯科診療を誇っていた米国歯科医療界は、水平位診療コンセプトそのものが時期尚早であり、その傾向は国内でも同様だった。既成概念をくつがえすため、Dr. ビーチと、多くの医師とキャラバン隊を組んでの有料実践セミナーを1965(昭和40)年11月から日本全国で展開し、やがて海外でも実施された結果、世界の多くの歯科医師やディーラーから受け入れられる。
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