民間規格
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 02:17 UTC 版)
Jet A、Jet A-1、Jet Bの規格は米国のASTM(American society for testing materials)のD-1655規格で規定されている。日本での規格もこれをそのまま準拠した日本産業規格のJIS K 2209によって1号(Jet A-1)、2号(Jet A)、3号(Jet B)が規定されている。 Jet A Jet Aは1950年代から米国の標準的なケロシン系のジェット燃料種別であった。析出点が−40 ℃であることを除けばA-1とほぼ同じ性質である。現在ではアメリカでのみ入手できる。 Jet A-1 Jet A-1は析出点が−47 ℃の世界的に標準的なケロシン系のジェット燃料である。もともとは英国の規格である。NATOコードF-35を持つ。 比重: 0.7753 - 0.8398 (60 °F)、真発熱量: 18,400 BTU/lb、全硫黄分: 0.3重量%、煙点: 最小25 mm Jet B Jet Bは灯油30%、ガソリン70%から成るワイドカット系のジェット燃料種別である。析出点が-60℃と耐寒性能が優れる反面、引火点も低く取り扱いが難しいことから、現在では一部の軍用機とカナダ、アラスカなどの寒冷地で厳冬期に使用されるのみである。 比重: 0.7507 - 0.8017 (60 °F)、真発熱量: 18,400 BTU/lb、全硫黄分: 0.3重量%、煙点: 最小25 mm
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