民主党での小沢チルドレン
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「小沢チルドレン」の記事における「民主党での小沢チルドレン」の解説
2003年に自由党が民主党と合流した後の第43回衆議院議員総選挙や第44回衆議院議員総選挙、衆議院補欠選挙や第21回参議院議員選挙では、小沢一郎政治塾出身者 や小沢が発掘して擁立した新人候補に自らの秘書を派遣して辻立ちなど具体的な選挙戦術を指導し、多くの新人議員を当選させた。橋本清仁、室井邦彦、小宮山泰子、青木愛、菊田真紀子、松木謙公、石関貴史、横山北斗、石川知裕、太田和美、谷岡郁子、平山幸司、藤原良信、横粂勝仁などである。2004年には当選1~2回の議員で作る一新会が結成され、また小沢を個別に支持する議員に加えて従来の自由党グループも含め、小沢グループと呼ばれるようになった。 小沢が選挙担当筆頭代表代行として指揮を執った2009年の第45回衆議院議員総選挙では143人の新人議員が誕生し、またその多くに前述のような私設秘書派遣や選挙戦術指導を行って選挙戦を戦ったため、マスコミは大々的に「小沢チルドレン」誕生を報じた。 大量の新人議員が誕生したことから、2005年の第44回衆議院議員総選挙で政界デビューをしたいわゆる小泉チルドレン(83会)との類似性を報じるマスコミもあったが、鳩山由紀夫党代表は「1年以上前から候補になった人がほとんどで、国民の気持ちはそれなりに勉強している。小泉チルドレンみたいにはならない。知的レベルも意志も強い」と、その場凌ぎの候補者擁立ではないことを強調した。 東京都第12区で公明党代表の太田昭宏を破って当選を果たした青木愛は「小沢チルドレンと呼ばれることに対して光栄に思う」と述べたが、小沢一郎本人はテレビに出演した際、小沢チルドレンという言葉が使用されることに対して批判的な考えを示した。 2007年に岩手県知事に当選した達増拓也も小沢チルドレンと呼ばれることに誇りを持っていると表明している。
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