歴史と政治
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/07 15:57 UTC 版)
「グスタフ・フライターク」の記事における「歴史と政治」の解説
ラッハマンによって中世文献学に導き入れられたフライタークはドイツ中世の詩劇とロスヴィータの研究を行い、異教的かつキリスト教的な祝祭劇・宗教劇に触れるうちにドイツ国民の生活と声に注目するようになる。三月革命により政治の舞台に駆り立てられ、政治に歴史研究を結びつけた結果として、1852年以降『Die Grenzboten』紙に代表作となる『ドイツの過去の情景』(Bilder aus der deutschen Vergangenheit, 5巻)が連載されることとなった。この歴史書でフライタークは従来、政治史の陰にあって見えない流れとなっていた国民の生活に光を当てた。無数のパンフレットやビラ、木版の印刷物を収集し、ドイツ民族の過去をマイナス面もふくめて再現した。
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