武蔵野南線の建設
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/12 17:23 UTC 版)
鶴見駅 - 府中本町駅間の武蔵野南線を建設する際、南武線に並行して新線を建設する案と別線を建設する案が検討されたが、南武線に並行する新線では急曲線が多いこと、踏切の高架化工事、市街地の用地買収など建設の難航が予想されることから、別線を建設する現行路線の案が採用された。この区間は、やや遅い1970年(昭和45年)2月2日に建設工事に着手した。武蔵野南線(鶴見 - 府中本町間)の建設に要した費用は約540億円である。 武蔵野南線の小杉トンネル、生田トンネルや武蔵野線の府中トンネル(府中本町 - 北府中間・ 860 m )、小平トンネル、東村山トンネルは長大トンネル構造であり、安全設備としてトンネル支障報知装置を設置している。これは事故や火災が発生した際、300 - 500 m 間隔にある押しボタンを操作することで、特殊信号発光機、警報表示器や停止信号を現示させることで、周辺の列車の進入を防ぐシステムとなっている。
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