欧州外交
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/12 01:32 UTC 版)
「ヴァルター・ハルシュタイン」の記事における「欧州外交」の解説
そんな最中の1958年1月7日、EECは初代委員長に条約締結の立役者であるハルシュタインを選出した。1959年にはEECの共同市場創設や自由貿易を目指した「ハルシュタイン計画」を発表している(ハルシュタイン委員会)。ハルシュタインはヨーロッパ統合の更なる進展を目指したが、フランス大統領のシャルル・ド・ゴールが国家主権を蝕む超国家主義的な決定に反対し、フランスの代表を送らない「空席戦術」で抗議したため、ハルシュタインは1967年7月にEEC委員長辞任へ追い込まれた。 その後、ハルシュタインは西ドイツ政界に復帰し、1969年から1972年までドイツキリスト教民主同盟 (CDU) 所属のドイツ連邦議会議員として活動した。1968年から1974年には「国際ヨーロッパ運動」の議長を務めた。1982年、80歳でシュトゥットガルトで死去した。
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