欠陥と改良
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 15:03 UTC 版)
エンブロック式装填機構は設計上の欠点だと証明されたが、今日でもそれを保有しているGew88に出会うことは珍しい事ではない。 それらのGew88のいくらかが、Gew98で使われていたストリッパー・クリップが使用できるように、機関部の左側に親指が嵌るスロットを削ることと、機関部の先端にクリップ用ガイド溝を加えることによって、改良された。この改装が施されたGew88小銃の底のクリップ排出口は薄い鋼板の板(ダストカバー)で覆われている。 後に設計された多くの小銃と異なって、Gew88のボルトヘッドはボルト本体から取り外すことができた。この部品は分解整備の間に頻繁に紛失した。さらにボルトに付いているエジェクターとエキストラクターの両方が、分解と再組み立ての間、注意しないと脱落する傾向があった。 また、ライフリングに発射の際に出る金属カス(主に鉛)がつきやすいのが欠点であったため、ライフリングをわずかに深くする改良により解決したとされる。
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