機序と病態
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/12 04:10 UTC 版)
「ベンゾジアゼピン離脱症候群」の記事における「機序と病態」の解説
詳細は「ベンゾジアゼピン依存症#機序」を参照 ベンゾジアゼピンはGABA阻害を増強する。もし長期投与などによりこの阻害が継続すると、神経適応はこの中枢神経系の抑制強化に対して、GABA阻害の減少とグルタミン酸興奮性の増強によってバランスをとる。ベンゾジアゼピンを中断すると神経適応はあらわとなり、神経系の興奮と離脱症状の出現がおこる。 離脱時にグルタミン酸系の興奮作用が増加することが、キンドリング現象を起こすと考えられている。ベンゾジアゼピン離脱の既往歴を持っている人は再度の離脱には成功する確率が低いことが知られている。アルコール離脱と同様、ベンゾゼジアピン離脱を繰り返すと中枢神経系の感作やキンドリングにつながり、認知能力の悪化、症状と離脱期間の悪化となる。
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