横須賀鎮守府の成立と鎮守府庁舎建設
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明治9年(1876年)に横浜市に設置された東海鎮守府は、明治17年(1884年)12月には横須賀に移転し、横須賀鎮守府となった。移転直後の横須賀鎮守府は、既設の横須賀造船所の官舎の一部を間借りしていた。 横須賀鎮守府は明治19年(1888年)に造船部を設置し、明治22年(1891年)5月になって横須賀造船所は廃止され横須賀鎮守府造船部に統合される。横須賀鎮守府の機能が充実していく中、横須賀造船所の官舎を間借りしていた横須賀鎮守府の庁舎では手狭となって業務の執行に支障をきたすようになり、また建物そのものの老朽化も目立ってきた。更には横須賀に来航する外国艦船などの賓客を迎えるにあたっても、間借りの鎮守府庁舎では不都合が大きいと認識されるようになった。 このような状況下、明治20年(1887年)に横須賀鎮守府庁舎の建設が開始された。同時期には呉軍港司令部(後の呉鎮守府)と佐世保軍港司令部(後の佐世保鎮守府)でも庁舎建設が進められており、横須賀鎮守府でも鎮守府庁舎の建設が進められることになった。
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