権限の縮小
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 09:27 UTC 版)
だが、一方で巨大となった大法官の権限削減の動きが現れる。まず、財政部門が切り離されて「財務府」が独立した。「財務府」からは王室の財政を司る「大蔵府」が分離・成立し、1721年からはその長である第一大蔵卿が首相として内閣を率いて国政の最高責任者としての地位を大法官から奪った。更に1873年の「裁判所法」制定に伴う司法改革によって、大法官府を縮小され、高等法院と上院に権限が分割され、上院が最終上級裁判所(最高裁判所)を形成し、上院議長である大法官がその長官を兼務して、治安判事以下の司法官の人事権者となった。国璽管理事務は閣僚の王璽尚書が扱うことになった。
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