標準以外のバスを採用した機種
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/26 17:01 UTC 版)
「PDP-11」の記事における「標準以外のバスを採用した機種」の解説
PDT-11/110 PDT-11/130 PDT-11/150 PDTシリーズは「スマート(賢い)端末」としてマーケティングされたデスクトップシステムである。/110 と /130 はVT100端末と同じ筐体だった。/150は8インチFDDを2つ、非同期シリアルポートを3つ、プリンターポートを1つ、モデムポートを1つ、同期シリアルポートを1つ備えた装置で、端末そのものは別途接続する必要がある。どれもLSI-11/03と同じ4つのチップで構成されるチップセットを使用している。/150とVT105を組み合わせたシステムは MiniMINC として販売された。 PRO-325 PRO-350 PRO-380 DEC Professional シリーズは IBMの 8088 や 80286 ベースの初期のパーソナルコンピュータに対抗しようとしたデスクトップ機である。5.25インチフロッピーディスクドライブを装備し、325 以外はハードディスクも装備していた。CPU は LSI-11 で、RSX-11M+ にメニューシステムを追加した P/OS が動作した。既存のPDP-11とのソフトウェア互換を意図的に阻害したため、(DEC以外の人々に予想された通り)市場では全く振るわなかった。また、RT-11も移植された。DEC内部ではRSTS/Eも移植されたが、外部にはリリースされなかった。325と350は DCF-11 (Fonz) チップセットを採用しており、PDP-11/23などと同じである。380は DCJ-11 (Jaws) チップセットを採用しており、MicroPDP-11/53 などと同じだが、周辺チップセットの制約からクロック周波数は10MHzに制限されていた。
※この「標準以外のバスを採用した機種」の解説は、「PDP-11」の解説の一部です。
「標準以外のバスを採用した機種」を含む「PDP-11」の記事については、「PDP-11」の概要を参照ください。
- 標準以外のバスを採用した機種のページへのリンク