極右政党のイメージ定着
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/11 18:17 UTC 版)
「カナダ改革党」の記事における「極右政党のイメージ定着」の解説
改革党は減税と社会福祉サービス縮小、フランス語公用化と多文化主義の見直しなど右翼色が強い保守政党であった。90年代初頭には「ネオナチ維持戦線」や、フランス語公用化に反対する「英語維持同盟」のような極右勢力に支持された。議員や候補者の多くも人種差別や同性愛差別発言を繰り返したため、党自体は公的にはそのような政策を主張しなかったにもかかわらず、有権者からは極右政党と見なされるようになった。そのため東部やオンタリオ州のレッド・トーリー(Red Tory)支持者は改革党を支持せず、中道左派であるカナダ自由党に投票した。この結果、躍進した1993年選挙でもケベック以東では議席を獲得できず、依然として西部の地域政党に留まっていた。やがて改革党穏健派は、極右イメージとマニング党首の党運営に反発。スティーブン・ハーパーはマニング党首と対立したため、1997年に議員を辞職し、政界の表舞台を去った。
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