森の町内会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/01 10:04 UTC 版)
オフィス町内会は、オフィス古紙の集団回収とリサイクルを通じて間接的に森林資源の保護を行ってきたが、より直接的に森林の再生に貢献する活動として2005年に始めたのが「森の町内会」である。森の町内会は、活動の名称であって、団体の名称ではない。 日本の森林の4割は人工林であり、間伐などの適切な管理を行わなければ、健全な成長ができず森林本来の機能(CO2の吸収、土壌の流出防止、生物多様性、水源涵養)を発揮することができない。ところが、国内の林業の不振から、間伐費用をまかなうことができないため、ほとんどの人工林が放置されているのが現状である。 森の町内会では、間伐を行うために不足する資金に相当する金額を上乗せした価格で紙を支援企業に購入してもらい、その上乗せされた金額を森林組合に還流することで、間伐を可能にする仕組みを構築した。 支援企業は、間伐費用相当額を上乗せした価格で印刷用紙・コピー用紙を購入する。その紙を製造・販売した製紙メーカーは、相当分を上乗せした価格で森林組合から間伐材を仕入れる。市価よりも上乗せした価格で間伐材を販売することができた森林組合は、差額相当分で間伐の費用をまかなうことができる。
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