桑嶋功とは? わかりやすく解説

桑嶋功

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/27 09:55 UTC 版)

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桑嶋 功
(くわじま いさお)
生誕 (1937-11-11) 1937年11月11日(82歳)
日本 新潟県
研究分野 有機化学
研究機関 東京工業大学
北里大学生命科学研究所
出身校 東京工業大学
博士課程
指導学生
門下生の節を参照
主な受賞歴 日本化学会学術賞(1985年
プロジェクト:人物伝
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桑嶋 功(くわじま いさお、1937年昭和12年)11月11日 - )は、日本有機化学者東京工業大学名誉教授新潟県出身。

略歴

この間、日本化学会理事、有機合成化学協会理事などを歴任。

業績

有機銅化合物を用いる1,4-付加反応、チタンを用いるホモエノラートの化学など、有機金属を用いる新反応の開発を進めた。またケイ素硫黄の性質を利用したカルボカチオンの制御は、エン反応や[3+2]付加環化、フラグメンテーション反応などへと展開され、大きな業績を挙げた。 50歳代以降は天然物合成に積極的に取り組み、ショウドマイシン・コルチゾンアドリアマイシン・コリオリン・インゲノールなど多くの化合物合成に成功した。中でもタキソール全合成は別々に合成したA環とC環のユニットをつなぎ合わせ、巧妙な立体制御のもとにB環の8員環を構築する見事な戦略で、高い評価を受けている。

門下生

清水真三重大)、中村栄一東京大・院理)[1]、谷野圭持(北大・院理)、占部弘和(東工大・生命理工)等。

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ E. Nakamura”. 東京大学大学院理学系研究科化学専攻 中村研究室. 2012年2月9日閲覧。

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